住宅基本情報
建設地 | 中巨摩郡昭和町 |
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敷地面積 | 135坪 |
床面積 | 132m2(40坪) |
構造 | SE構法2階建 |
用途 | 専用住宅 |
仕様 | 長期優良住宅 耐震等級3 |
断熱材 | MOCOフォーム 壁100mm 屋根180mm |
外皮性能 | Ua値0.57W/m2k Q値1.9W/m2k ηAC 1.2 ηAH2.1 |
お客様からのご要望
長男が小学校へ入学するタイミングで家づくりを考え始めたのがきっかけでした。家づくりでお願いしたのは、地震に強い家とする事が第一で、大きなLDKと、そこから外に出るウッドデッキを希望した以外はお任せでした。玄関の配置では、北側か南東か迷っていたところですが、「家相」も気になっていたので提案を見て決めようと思いました。家に対する希望もたくさんありますが、資金的にも決して余裕があるわけでもありませんでしたので、予算に収まるかも心配しました。
ワンポイント解説
この土地は、奥様の実家の南側にある敷地で、南東2面道路で採光も問題なく敷地面積も十分と言える土地でした。大きなLDKと、それに続く広めのウッドデッキを希望されていましたので、SE構法の特徴や性能を最大限使った設計を意識して計画を行いました。2面道路の性格上、玄関位置も南東側、若しくは北東側の2つのプランを提案しましたが、鬼門など考慮した結果、南東の玄関に落ち着きました。屋根は丸栄陶業ローマンLL40、外壁はジョリパット鏝塗り仕上げとし、外部柱型や軒天には米松材にステイン着色仕上げの木部を多用し、外観を纏めました。40m2あるLDKから続く自慢の木製ウッドデッキの開口部には、オープンウィンのサッシュを設置してあり、引き違い戸と違いって大きな開口幅を確保することによりさらに広いリビングを感じさせる作りとしました。
お客様の声
希望した家が満足に完成し、引き渡しを受けた翌々日に、東日本大震災が発生しました。その翌日、伊東さんに「この家、本当に大丈夫なんですか」って聞いちゃいましたW念願だったLDKと1.820mmの奥行きのあるウッドデッキを繋ぐサッシュは、オープンウィンといって全部開ける事が出来るおかげで、広いリビングとデッキが一体となり更に広く見えるばかりか、風の通りも心地よさがあり本当に満足しています。今後、大きな地震がきても絶対倒れる事なく、長く住み続けられる家が出来たことが今でも暮らしの大きな安心となっています。SE構法で建てて本当に良かったと思っています。
工事を終えて担当者から
甲府でも震度5強の揺れを記録するなど、これまで経験のない地震規模となりました。この時、お施主様は大変不安を口にしていましたが、建てる側からするとこの家は耐震等級3の家で、絶対倒壊しないことがわかっていたので慌てることはありませんでした。「備えれば憂いなし」ということですね。またこの家の「見せ場」は、LDKと外部を結ぶ奥行き1.8mの無垢のウッドデッキです。掲載している写真はプロカメラマンが撮影しましたが、「通風」をイメージしたかったので、風で靡くカーテンは扇風機2台使って演出しました(笑)