住宅基本情報
建設地 | 山梨県韮崎市 |
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敷地面積 | 235坪 |
床面積 | 198m2(60坪) |
構造 | SE構法2階建 |
用途 | 専用住宅 |
仕様 | 長期優良住宅 耐震等級3 |
断熱材 | 高性能グラスウール24k 壁100m 天井200mm |
外皮性能 | Ua値0.5W/m2k Q値1.8 W/m2k ηAC 1.5 ηMH2.1 |
お客様からのご要望
元々、生まれ育った実家の建て替え工事です。築80年余りの老朽化した家を解体して、新たに新築する計画を立てました。現在は都内に住んでいますが、将来はこちらに帰ってくるつもりです。まだ60代前半ですが、今回元気なうちに建てようと決めました。当初、建て替えをするにあたり、大手ハウスメーカーとも話をしましたが、どこも単調で同じようなデザインが目につき途中で断念しました。せっかく生まれ育った土地での建て替えなので、私たちにとって「いい家」が出来ることが一番の希望でした。
ワンポイント解説
この家の妻側のデザインは、元々あった旧実家の意匠に合わせて5寸勾配の切妻屋根としました。元の実家の「趣」を次の時代に残したい想いがありました。建物平面は「への字平面」となっており、南側には葡萄畑が広がり静かな田舎の風景があります。また、空気が澄んでいる冬の時期などは、富士山がくっきり見える場所でもあります。この「普段の贅沢」を守るのは、強靭なSE構法で作られた構造です。屋根は丸栄陶業ローマンLL40外壁はジョリパット吹き付けで纏めました。冬のリビングの中央に鎮座する「自慢の薪ストーブ」の火が、都会の喧騒を忘れさせてくれることだと想像します。
お客様の声
構想から、約一年半で念願の実家の建て替えが終了しました。この家からは富士山がよく見えますが、山梨県民に限らず、「富士山を眺めながら入浴を楽しむ」事は中々出来ることではありませんし、一度使ったら辞められない薪ストーブの「火を見ながらの暮らし」も楽しんでいます。現在、こちらへは月に1.2回通っています。何年か先にはこちらで暮らすこととなりますが、「田舎暮らし」ってだんだん良いと感じてきました。思った以上の洒落た家が出来たことに大変満足しています。
工事を終えて担当者から
韮崎市穂坂町にちょっと洒落た家が出来ました。この時、お施主様は都内在住でしたが、日々形になっていく家が本当に「楽しみ」にしていました。ここはお施主様が元々生まれ育った家で思い出も深い家です。リビングには庭にあった檜を8寸角に製材した柱や、玄関ホールの大黒柱が鎮座し、家の歴史を次の世代へ繋ぐ工夫もしました。お引き渡しでは、お施主様から工事関係者に、心のこもった感謝の言葉を頂きました。こうしたお施主様の言葉は感慨深いものがあります。