住宅基本情報
建設地 | 山梨県甲府市 |
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敷地面積 | 300坪 |
床面積 | 330m2(100坪) |
構造 | SE構法2階建 |
用途 | 専用住宅 |
仕様 | 長期優良住宅 耐震等級3 |
断熱材 | MOCOフォーム 壁100mm 屋根180mm |
外皮性能 | Ua値0.48W/m2k Q値1.7 W/m2k ηAC 1.2 ηAH2.1 |
お客様からのご要望
現在住んでいる家は築年数が70年ほどで、これまで色々部分リフォームなどを行なってきました。今般、長男夫婦(孫2人)と同居するため思い切って二世帯住宅として家を建てようと思ったのが始まりです。二世帯住宅の作り方も様々で、息子夫婦ということもあり、完全分離型とし、特にプライバシーはもちろん、動線の交差などに配慮した家を希望しました。また、地震に強い家を希望したことや、寒がりなので冬暖かい家にしたいといった基本的な希望を伝えてそれ以外は伊東工務店さんにお任せしました。あと、外壁は高級感のあるタイル貼りを希望しました。
ワンポイント解説
お施主様とは長きにわたりご縁があり、御指名を頂きました。敷地は約300坪で平坦です。既存には築80年の古い家屋があり、解体して建て替えの計画です。床面積は100坪、1階60坪2階40坪の比率です。二世帯住宅の形態は、玄関も別々で1階と2階の水平分離として計画。木造なので上下階での遮音構造も考えてプライバシーに配慮したことや、高い断熱仕様で寒さや暑さを最大限軽減出来る仕様としてあります。また、外壁はタイル貼りをご希望されていましたので、LIXILスクラッチタイルをご提案しました。建物構造は、耐震構法のSE構法、長期優良住宅で、許容応力度計算による耐震等級3の家です。庭の植栽が四季折々の色付きで彩ります。
お客様の声
工事期間は解体から竣工まで、およそ10ヶ月かかりました。息子夫婦や孫たちを住む二世帯住宅がようやく完成しました。山梨県に大きな地震が来ても、耐震構法のSE構法のおかげで大事な家族を守ることや、「住み続けられる家」が出来たことが一番ほっとしています。また息子夫婦や孫たちの「気配」も感じられて、安心しました。
工事を終えて担当者から
この家の基本設計をするにあたり、約90日を費やしました。建築場所も甲府市内の国道から良く見える場所での建築でしたので、外部足場が外れた時には、かなり目立つ家でもありました。敷地は約300坪あり、敷地の北側には駐車場や物置を、南側には緑豊な植栽を整理しました。以前の家と違い、冬など日差しが奥まで入り込み暖かな家だと大変ご満足頂きました。
現場LIVE
12月13日
地鎮祭
冬晴れの天候に恵まれ、本日地鎮祭が執り行われました。
12月19日〜
杭工事
本日より着工しました。この地域は地盤が軟弱であるため、杭による補強工事が必要となります。地盤改良や杭の工法は様々な種類がありますが、今回はハイスピード工法と言って、砕石パイルを採用しました。直径450mmの下穴を支持層である約3.000mmまで掘削し、自然石である砕石をエアで閉め固めるという工法です。
12月27日〜
基礎工事
ここのところ比較的天候に恵まれています、基礎工事が始まりました。耐圧盤200mm、立ち上がり幅170mm高さ600mmという基礎形状となります。暮れの仕事はここまでとし、年明けに捨てコン、耐圧盤コンクリートと工程が進んでいきます。
1月6日より現場が始まりました、捨てコンクリートを打設し、建物外周の型枠を入れ始めたところです。設計GL+600mmが基礎天端となるため大きく見えますね(基礎天は型枠天端より−50mmです)次回は耐圧盤の配筋(打設前)状況をアップします。
いよいよ鉄筋工事も終了し、明日19日(木)に耐圧盤のコンクリート打設となります。今日も良い天気です。
ここのところの降雪等の事情や低温への配慮により、予定していた耐圧盤のコンクリート打設を延期しています。1月25日(水)にコンクリート打ちの予定です。
天候にも恵まれまして本日、耐圧盤のコンクリートを打設しました。およそ43m3のコンクリートをポンプ車を使い午前中のうちに終了しました。次回は立ち上がり部分の打設となります。
対耐耐圧盤の打設を終え、立ち上がりコンクリートの型枠入れとなります、それに先立ちPBH金物のアンカー位置確認及び、一般土台アンカーセットを行います。基礎工事部分と木工事部分との「接点」なので、慎重に作業が進められます。
ここのところ寒い日が続いていましたが、今日の日中は比較的穏やかな天候でした。本日、立ち上がりコンを打設しました。いよいよ基礎工事もあと少しです。
立ち上がりの型枠も外れ、電気や給排水の配管や土間コンクリートの打設準備に入りました。ちなみに上棟は3月上旬です。左奥では物置が建ちました。
2月27日〜
木工事
いよいよ土台敷きの工程となります。基礎パッキンを敷いた上に土台を設置します、柱脚金物(PBH12)は先に設置します。この金物は大事なポイントの一つとなります。
在来工法と違い、接合金物を先付けします。建物そのものがボリュームがあるため、順序よく整理していきます。
天候不順のため、延期されていた建て方が本日行われました。20tのミニラフタークレーンで順調に作業が行われています。
7日と8日に建て方を行った後、不純な天候により中々屋根がまとまらなかったのですが、今日は屋根にアスファルトルーフィングを敷く事ができました。写真はシートを張った外観です。
3月16日〜
屋根工事
7日木工事にて屋根廻りがまとまり、屋根ルーフィングに続き瓦下地作業です。お彼岸前後の天候は不順ですね。
3月20日〜
木工事
7日SE構法は「準ラーメン工法」であり、その構造と構造壁で成り立っています、写真は9mm合板でCN50を50mmピッチで打ち付けた「耐力壁」です。
3月24日
上棟式
天候が心配されましたが本日、上棟式が執り行われました。五色飾りもきれいです。
3月28日〜
屋根工事
屋根は丸栄陶業ローマンLL40を葺いています。太陽光発電のアンカーも同時施工です。
4月6日〜
木工事
外廻りを先攻します、構造合板の上にタイベック通気シートを貼り、通気下地を設置しました。
4月21日〜
木工事(自社工場にて)
玄関ホールやリビングなどの腰板となるケヤキのツキ板です、合板へプレスで貼付ける作業です。やはり本物はいいですね。
4月27日〜
外部工事
外壁工事に先立ち、雨対策として樋を設置します、樋はパナソニックPC77で樋吊り金物は@455ピッチです。
5月2日〜
ユニットバス工事
概ね外部の大工工事は終了しました。内部は造作工事へ入っていきます。それらに先立ち、ユニットバスの設置工事です、TOTOサザナ1625タイプの大型です。
5月11日〜
防水工事
外壁工事に先立ち、ベランダの防水工事です。厚さ2.0mmを順序よく貼っていきます。
5月22日〜
木工事
玄関ホールを撮影しました、正面に見えるのは旧住宅にあったケヤキの大黒柱をリメイクして再度玄関ホールへ建てました。内部の造作工事も順調に進んでいます。
床貼り作業に先立ち、PTC床暖房システムの設置工事です。電気式なので比較的立ち上がりも早く、部分暖房が可能となります。
6月6日〜
木製建具工事
写真は玄関ドアです、タモで製作するのですが、ちょうなで「亀甲」の模様をつけています。仕上がると重量感たっぷりの「顔」になります。
6月29日〜
外壁タイル工事
今年の梅雨は雨も降らず「カラ梅雨」のようです、今日の甲府の最高気温は31.5度と真夏日で蒸し暑い日となりました。その天候の影響も受けず、外壁タイル工事が始まりました。INAXのスクラッチタイルです、一枚ずつ貼る作業なので手間もかかる仕事です、でも本物はいいですね。
先月に続き外壁タイル工事です、お話したように一枚ずつ手作業で貼っていくので大変な作業です。でもいい感じになってきました、やっぱり本物はいいですね。
7月18日〜
木工事
1階内部の造作の様子です、開口部などの枠材も順調に取り付けられています。木工事も9月上旬には終了予定です。
8月4日〜
外観
8月4日現在の外観です、あと3週間ほどで外壁タイル工事が終了し外部足場が外れます。内部造作も順調にすすんでいます。
外壁タイル工事も終盤を迎えました、現在目地の仕上げを行っています。あと少しで外部足場が外れます。
太陽光発電パネルを設置しました、大きい住宅なので6.2kwあります。いよいよ外部足場が今週中に解体されます。外観のお披露目となります。
外部足場が外れました、やはり本物のタイルは重厚感がありどっしりしています。以前お見せした「なぐり」の扉のある玄関ホールです、重厚な扉が迎えるエントランスとなります。これから外構工事に入ります。
10月27日〜
外構工事
外構工事も終盤です、コンクリート土間コンスリット入りでアプローチの仕上げです。
2012年11月1日
竣工しました
めでたく引き渡しが行われました、昨年の12月から着工し約10ヶ月の工期でした。